夏休みの恒例行事である「恵み野☆かがくの広場 ~小学生理科実験教室~」を開催しました。NPO法人遺伝子栄養学研究所の研究員と、北海道ハイテクノロジー専門学校の学生が先生となって行うこの実験教室は、今年が14回目となります。今回はスライムを作って観察したり、花火の色のひみつについて学ぶ実験を行いました。
恵庭市内8校の小学校4~6年生の皆さんが集まり、先生と一緒に科学の不思議を楽しく学びました。
1日目は「スライムをつくろう!」。身近に存在するゲルという物質について学び、通常のスライムに加え「トゥウインクルスライム」、「スーパースライム」の3種類のスライムをみんなでつくりました。「トゥウインクルスライム」は光をあてることで暗いところで光り、「スーパースライム」はスーパーボールのように弾む性質を持っていました。
参加者みんなが上手にスライムをつくることができ、その性質の違いを観察していました。
2日目は「花火の色のひみつ」。金属の炎色反応を利用した花火の色の仕組みについて学びました。実験ではみんなが実際に様々な金属を燃やして、炎の色の違いを観察しました。続いて、後半はアクアリウムづくりをしました。小びんに入った水ガラス(ケイ酸)に金属の種を入れ、木の枝のように上へ伸びていく金属の様子を観察し化学反応の仕組みについて学びました。
子どもたちはスライムの感触を楽しんだり、光ったり弾む様子を観察して楽しんでいました。また、金属の炎色反応の実験においては学校ではできない実験ということもあり、みんな熱心に取り組み、炎の色の違いを真剣に観察していました。
参加した子供たちからは、「スライムの違いがわかっておもしろかった」、「燃やす金属によって炎の色が変わるのがおもしろかった」、「学校ではやらない実験で楽しかった」などの感想がありました。この実験教室では学校も学年も違う子どもたちがグループになって実験に取り組みますが、実験が終わるころにはみんなが打ち解けあい楽しそうに話している様子も見受けられました。
今年も多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。