平成29年1月18日(水)、札幌・北海道経済センターで、「第7回 食品と機械の集い~食関連産業マッチング交流会~」を開催しました。
一般財団法人さっぽろ産業振興財団との共催により、講演や交流会の場を設け、食品関係や機械製造業を中心に120名を超える方々にご来場いただきました。
講演では、まず株式会社テンフードサービスの高田哲也センター長より、HACCP、ISO22000との出会いやその取り組みについて、自らの経験に基づいたご講演をいただきました。衛生管理を徹底し、長期保存が可能な食品を大量に製造することが利益を上げるポイントであると話されました。
次に地方独立行政法人北海道立総合研究機構 産業技術研究本部の本間稔規主査より、光センシング技術を用いた人毛等の非金属で低密度の異物を検出する装置の開発に関するご講演をいただきました。この技術はこれまでにトマト用糖度計測装置や乾ホタテ貝柱用の水分計測装置の開発にも応用されており、今後の実用化が期待されます。
また、情報提供として農林水産省北海道農政事務所より、HACCP導入を検討している食品メーカー向けの融資制度であるHACCP支援法について、北海道経済部より食、ものづくり、健康長寿分野のプロジェクト事業を実施する北海道産業雇用創造協議会および道内食品工場の製造現場視察会開催についてご案内いただきました。
続く交流会では、道内の食品メーカーおよび機械メーカーそれぞれ多くの方々が参加され、講師の高田様、本間様を囲み、皆盛んに意見を交わしていました。
参加された方からは、「とても良い内容でした」、「具体例をもっと聞きたい」、「こういう機会は大切だと思う」などの声をいただきました。
ご参加いただいた皆様には厚くお礼申し上げます。