昨年は中止した「恵み野☆かがくの広場~小学生理科実験教室~」を8月5日(金)、感染予防対策をとって2年ぶりに開催しました。
恵庭市内から午前の部、午後の部を合わせて45名の皆さんが集まり、遺伝子栄養学研究所の佐藤研究員が講師となって、電気がなくても光るものについて勉強し、実験していきました。
①ホタルが夜に光るのはなぜ?
ホタルのように光る生物は、からだの中に発光物質があり、酵素と反応して光を出すしくみを勉強した後、乾燥ウミホタルが入った試験管にスポイトで水を加えてしばらくたつと、試験管の底でウミホタルがほんのり淡く光りました。
続いて、化学反応による光の実験では、赤・青・緑の液体が入った試験管に透明の液体を加えると、試験管から明るい光が一気に照らし出され、ウミホタルの光との明るさの違いを実感しました。
②光るスライムをつくろう!
スライムのような性質の物体はゲルと呼ばれる種類のひとつで、食品や芳香剤など、身近な製品にもゲルがたくさんあることを学んだ後、硫化亜鉛を含んだスライムを実際に作り、ブラックライト(紫外線)の光を当てたスライムが暗い中でも光る様子を観察しました。
参加した小学生からは、「今まで知らなかったいろいろな光のことを学べた」、「光らないと思っていたスライムが本当に光っておもしろかった」との感想が寄せられ、科学のふしぎな一面を体感して、さらに関心を高めていました。