昨年に引き続き「恵み野☆かがくの広場~小学生理科実験教室~」を8月4日(金)に開催しました。
今年は定員を増やし、恵庭や千歳から午前の部、午後の部を合わせて50名の皆さんが集まり、遺伝子栄養学研究所の佐藤研究員が講師となって、花火の色の違いの実験や、光をためるスライムを作って、物体の性質について学びました。
①花火の色のひみつ
さまざまな色の花火はたくさんの金属がそれぞれ違う色で燃える「炎色反応」によるものであることを勉強し、実際にカリウムやカルシウム、バリウムなど9種類の金属の粉末のついたろ紙の切片をガラス皿の上で燃やし、ひとつひとつの炎の色の違いを観察し、記録していました。緑や紫、赤い炎が出るたびに、思わず歓声が上がっていました。
②光るスライムをつくろう!
スライムのような性質の物体はゲルと呼ばれる種類のひとつで、食品や化粧品など、身近な製品にもゲルがたくさんあることを学んだ後、光をたくわえる「硫化亜鉛」を含んだスライムを実際に作り、ブラックライト(紫外線)の光を当てたスライムが暗い中でも光る様子を観察しました。
参加した小学生からは、「いろいろな金属を燃やしてどんな色になるのか確かめられて楽しかった」、「知らなかったことが分かってとても面白かった」、「初めてスライムを作って楽しかった」などの感想が寄せられ、科学の世界を楽しく体験して、関心を高めていました。